スター・ウォーズ 最後のジェダイ | こんな悲しい映画は最後にしてほしい

観ました。感想としては、とても悲しい。 私が生まれる前に始まり終わった旧三部作。それを初めて見たのは、ファントム・メナスに合わせたTV放送だったと思う。公開から20年以上経っているにも関わらず、色褪せないその輝きをみて、子ども心にワクワクしたこ…

エクソダス症候群 | 逃げ道だって無限にあるわけじゃない

久しぶりに伊藤計劃風味のSFを読んだ。 これだけで感想としては十分かもしれない。 エクソダス症候群 (創元SF文庫)作者: 宮内悠介出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/07/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見る あらすじ 人類が火星に移住を開始…

私的 Book of the Year 2017 | 数年後も本棚に残したいもの

12月に入り、Amazonが2017年の本のランキングを出す季節になってまいりましたので、自分でも今年読んだ本の中で良いなと思ったものを3冊ほどまとめておこうかと。基準は、数年後も本棚に残しておきたいかどうか。 ちなみに、私のオール・タイム・ベストは伊…

マネーの進化史 | お金の歴史からビットコインの行く末に思いを馳せる

ついにビットコインが100万円を超えました。その後、130万円を叩き、ナスダックで扱われるようになる様子。サトシナカモトという謎の人物の思いつきから生まれたこのコインも、ここまできたら無視はできない。 一方で、投機だ、バブルだという批判があるのも…

ウエストワールド|創造主の手を離れる被造物の物語

進歩したAIを利用した近未来のテーマパークでの騒動を通して描かれるのは、何かエラーが起きているのはわかるのだけれど、その原因を突き止められない人間の姿。 おそらく、現実の人工知能でもこれから同じことが起こるのだろう。人工知能は賢くなるけれど、…

残酷すぎる成功法則 | 自己啓発の科学的まとめ本

自己啓発と聞くと、如実に嫌な顔をする人がいる。それは無理もない話で、これまでの自己啓発本の多くは科学的な証拠がなく、「こうすればうまくいきますよ、信じてください」というようなものが多かった。それではほとんど宗教と同じである。普通の人は宗教…

ザ・サークル|人生お金じゃない、いいね!の数だ

『ベストセラー・コード』でアルゴリズムが絶賛し、11月10日にはトム・ハンクスとエマ・ワトソンが出演する映画が公開! 否が応でも期待が高まる。 ザ・サークル (上) (ハヤカワ文庫 NV エ 6-1)作者: デイヴエガーズ,吉田恭子出版社/メーカー: 早川書房発売…

ドリーム|多様性は道徳ではなく功利である

遅ればせながらみてきました。 公開から1ヶ月以上経っているのに、映画館の小さなスクリーンは満員。さすがIMDBでもFilmarksでもYahoo!映画でも高レビューを獲得している作品。 ドリーム 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・…

Googleアドセンスはアナログか

定期的に記事を書くようになったので、Googleアドセンスを導入しようとしているのだけれど、ステータスが「審査中」のまま変わらない。「審査には通常3日程度かかります」とあるけれど、3日はとうに過ぎた。気になったので色々調べてみた。 どうやら3日以上…

ストレンジャー・シングス 未知の世界|既知のシーンで未知の世界を

『E.T.』『スタンド・バイ・ミー』『グーニーズ』。1980年代は、子どもが活躍する名作の宝庫。 そして『スター・ウォーズ』『ターミネーター』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ブレードランナー』。今なお色褪せないSFが生まれたのもこの時代。 そんな1…