『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』を全話見終わっての感想

『力の指輪』を全話見終わっての感想です。 前半4話までの感想はこちら。

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ひとことで言って、おもしろくなかった。

アクションとしてのいちばんの見所はオークに襲われる南方国の村に、ガラドリエル率いるヌーメノール軍が駆けつけることころなのだけれど、なぜガラドリエルたちがこの村に駆けつけることができたのかよくわからない。中つ国は思っていたよりも狭いのか…? このイベントが起きる6話ごろには興味が薄れていて、ながら聞きしていたので説明を聞いていなかっただけかもしれないけれど。
そして戦いが終わると、オーク側の人間がモルゴス印の謎の器具を使ってダムを解放。てっきり剣だと思っていたら鍵だった。ダムから流れた水はオークたちの掘ったトンネルを通り、火山のマグマだまりへ流れ込む。水蒸気爆発とともに火砕流が発生。焦土と化した周辺地域はモルドールと名付けられる。とんでもないピタゴラスイッチでサウロンの本拠地は生まれたのだなとびっくり。
火砕流に巻き込まれたガラドリエルや人間が生きているのを見て2度びっくり。いくらファンタジーといえど、数百度はあるはずの火砕流に巻き込まれてその程度の怪我で済むなんてとツッコミを入れたくなる。

ストーリー的な山場は、ガンダルフ(まだ「魔法使い」としか言っていないけど)とサウロンの正体がわかるシーンなのだけれど、こちらは最終話の8話に無理矢理つっこんだ感じで消化不良。
特にサウロン。正体を隠してエルフの都に潜り込み、エルフをたぶらかして力の指輪を作らせるという、指輪物語的にかなり重要なシーンなのに、どうしてこれほど淡泊で予定調和的に終わらせてしまうのか。
それまで信頼していたハルブランドをガラドリエルがなぜ急に疑いだしたのかもイマイチわからななかったし。
冥王サウロンともあろうお方が大海を漂流していたらガラドリエルとたまたま出会い、流れに身を任せていたらいつの間にかエルフの都市に辿り着いて、力の指輪の誕生に協力することになるなんて。悪の親玉という割にはあまりに受動的すぎませんか。

配信当初からポリコレ関係で話題の尽きない作品ですが、ストーリーのほうでも問題を抱えているようなので、このままシリーズが継続されるか心配でならない。