『ロスト・イン・スペース』 シーズン3のレビュー

昨年の12月に配信開始されたシーズン3を今さらながら。


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シーズン1には引き込まれたんですが、シーズン2がイマイチだったので、放っておいたのですが、たまたまシーズン3で終了という文字を観たので観ないわけにはいかないなと。

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最後のシーズンということが製作前から決まっていたのでしょう、ものすごい速さで物語を畳みにいきます。時間も予算も限られていたのか、シーンAからBへの過程や苦難が描かれず全体的に淡泊で唐突な印象、イベントもセリフもかなり予定調和的です。
いちばん面食らったのはシーズン2で退場したはずのドクター・スミスが何事もなかったかのように登場してきたことです。自分の記憶力が心配になり、シーズン2の最終話に戻って確認してみましたが、彼女の遺体の確認はできないものの、直前まで着用していた宇宙服が宇宙空間に漂っています。この状態から生き延びた人間を、私は『ガンダムSEED』のムウ・ラ・フラガしか知りません。

良かったのはロビンソン一家がアルファ・セントリーに辿りつけたことです。
『宇宙家族ロビンソン』から半世紀の間に、オリジナルのドラマ版は打ち切られ、90年台の映画版も続編中止になり、どのロビンソンも目的地に辿りつくことはできていませんでしたが、本作でやっと迷子の状態から抜け出すことができました。

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