ANA 国際線の機内映画 | 2019年10月

アメリカに行く機会があったので、往復20時間以上の機内、エコノミークラスの環境に耐えながら観た映画の感想を書き留めておこう。

機内で鑑賞した映画

イエスタデイ

もしも「ザ・ビートルズ」がいなかったら……で始まる物語。
まだ劇場公開中の作品が機内で観れるのはお得な気分。
ビートルズの名曲と物語はさておき、リリー・ジェームズがひたすら可愛い。

ロケットマン

『ボヘミアン・ラプソディ』のスタッフが送る、エルトン・ジョンの半生を描いた映画。
『ボヘミアン・ラプソディ』よりもミュージカル要素が強い。同性愛描写も多いと聞いていたけれど、直接的な描写はそれほどなかった。機内映画用に編集されている?

トイ・ストーリー4

賛否両論の問題作をやっと鑑賞。
冒頭の泥水の映像表現のチャレンジや、安定したストーリーテリングはいつものピクサー。新キャラのフォーキーも愛らしい。
ただ、あのラストは……。
今までおもちゃであることにこだわってきたウッディが自由を選択する。
アナ雪から続く自由への渇望には、西部の保安官も抗えなかったか。

アリータ:バトルエンジェル

ジェームズ・キャメロン製作。名義貸しだけじゃなく、きちんと指導が入っている模様で、映像もストーリーテリングも一級品。クリフハンガーのエンディングは、続編を作るということだろうか。
映画館で観たかった。

X-MEN:ダークフェニックス

ヒュー・ジャックマン主演の初期三部作に勝るものはない。

名探偵ピカチュウ

よくやり切った。それだけだ。

機内で観ていないけどオススメの機内映画

スパイダーマン

ホームカミングとファー・フロム・ホームを同時上映。
サム・ライミ版、アメイジングシリーズと違ってだいぶコミカルでスクール要素強め。
ソニーとディズニーのゴタゴタはあったが、結局この路線で続けることになった様子。

アベンジャーズ / エンドゲーム

この映画を小さな画面で見るとどうなるんだろうという心配はありつつ……。
見るなら、『スパイダーマン:ホームカミング』→『エンドゲーム』→『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の順。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

我らの怪獣王が蘇る。ただ、これも小さな画面で見るのはどうなんだろう……。
スネ夫役のラドンに注目。

グリーンブック

機内で見るにはこういう落ち着いた感じの映画がいい。アカデミー賞作品賞受賞作。
主演はマハーシャラ・アリ。上の『アリータ』にも登場。『ハウス・オブ・カード』を筆頭にインテリ黒人キャラの地位を確立している。

オール・ユー・ニード・イズ・キル

『アリータ』と同様に、日本の小説が原作。
ハリウッド式に換骨奪胎されていて、個人的には原作よりも好き。

イミテーション・ゲーム

量子コンピュータの登場に沸く現実の中、クラシックなコンピュータの父であるアラン・チューリングの物語。
科学者の悲哀に注目。

ゴールデンスランバー

人との繋がりが、首相暗殺の罪を着せられた男を救う。
風が吹けば桶屋が儲かる、伊坂幸太郎の秀作。