あらすじ
2045年。地球の人口の大半は仮想現実世界の<オアシス>に入り浸っていた。
<オアシス>では開発者であるジェームズ・ハリデーの遺志により、<オアシス>の所有権とハリデーの遺産を巡るゲームが開催されていた。主人公のウェイド・ワッツは勝者となるべく奮闘していたが、やがて<オアシス>の所有権を欲する大企業IOIに狙われるようになる。
(原作邦題:ゲームウォーズ)
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2018/08/22
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: アーネスト・クライン,toi8,池田真紀子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2014/05/17
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (33件) を見る
感想
完全にノーマークだったけれど、デロリアンが疾走する劇場予告編を観てから数ヶ月間、公開を楽しみにしておりました。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンが再び動くのだもの、見ないわけにはいかない。おまけに監督はスピルバーグだし。
クロスオーバー作品であることはわかっていたけれど、実際に観て観たら、「アキラ」「キングコング」「ジュラシック・パーク」「ファイナル・ファンタジー」「アイアン・ジャイアント」「ストリート・ファイター」「ゴジラ」「ガンダム」「エイリアン」「シャイニング」「ターミネーター」と気づいただけでも、これだけの作品からキャラやネタが登場する。いくらなんでもてんこ盛りすぎやしませんか。
正直、ストーリは好みじゃない。
ゲームマスターである創設者の言葉で仮想現実世界が動き出すというのは「ソード・アート・オンライン」の既視感があるし、序盤はほぼ説明パートだし、中盤は尺が足りないのかあっさりと話が進むのだもの。
けれど、知っているキャラやネタが出てくると、悔しいながらも気分がアガってしまう。特にキャラを集中投下した終盤の決戦シーンは見もの。逆にいえば、それらの元ネタ知っているオタクじゃないと、楽しめないだろうなあと。
これはスピルバーグが仕掛けた、オタクのための祭典なのです。
そのくせこの映画のメッセージは「ゲームも良いけれど、現実も大切にな」といった感じで、完全にオタク泣かせ。
「仮装現実」や「ゲーム」といった言葉を「夢」に置き換えるなら、「夢を持て。けれど、夢に溺れるな」といったところか。夢を見るだけで満足するような人間にはなりたくないね。
なんだか、映画が取り込む客層と、映画が伝えたいメッセージが矛盾している気がするけれど、このお祭りを楽しめばいい。
レディ・プレイヤー1 ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2018/08/22
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: アーネスト・クライン,toi8,池田真紀子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2014/05/17
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (33件) を見る
- 作者: アーネスト・クライン,toi8,池田真紀子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2014/05/17
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (26件) を見る