言わずと知れたレーシングゲーム『グランツーリスモ』の映画化。
とは言ってもゲームの内容を映画化しているわけではなく、プレステと日産が行ったGTアカデミーの実話を元にした物語。『グランツーリスモ』のプレイヤーからドライバーを選抜して、現実のレースで活躍させるという嘘のようなホントの話。
日本発のゲームということで、日本のシーン多数。
いくら天下の日産とはいえ、オーランド・ブルームのプレゼンにこんな大きな劇場みたいな会議室は用意できないだろと思いつつ、日本が出てくるのは嬉しいところ。
外国の映画で日本が搭乗すると、どことなくサイバーパンクを感じてしまうのはなぜなのでしょうね。色がハッキリしすぎなのかな。
車をゲーム用の3Dに取り込んでいるシーンはこうやってやるんだと勉強になるし、『グランツーリスモ』風の演出や、おなじみのプレステの音とかは出てくるたびにニヤニヤが止まらない。
自分自身は『グランツーリスモ』という名前は聞いたことがあるけれど、ゲーム自体はやったことがなく、ましてやGTアカデミーなんて尖ったものがあるなんて知らなかったけれど、だからこそ楽しめた気もする。終わったあとに、いったいどこまでが実話なのか調べる楽しみもある。
