12畳のLDKではソファとダイニングテーブルは二者択一

年末に引っ越したときにけっこう悩んだリビングの配置について。
どうにかソファとダイニングテーブルの両方を置けないかと考えた末にあきらめたので、その検討過程について記します。

12畳のLDKに対する妄想

新しい部屋にあるのは12畳のLDK。
もともと7畳程度の1Kに住んでいたので、それと比べたら格段に広いという印象を持っておりました。
5畳分増える上に、寝室部屋は他にあるのでベッド分の面積も増える。いったいどれだけのものを置けるのだろうと夢は膨らむばかり。最初はソファとダイニングテーブルは必須と考えていました。

12畳のLDKの現実

内見で部屋の採寸をしてからウキウキ気分で何を置こうかと考え、パワポで簡単な図を書いていたときに自分の間違いに気づきました。
12畳のLDKはそれほど広くない。

可処分広さ

LDKはキッチンも広さに含まれるので、実際に自由にできる面積はそれよりも少ない。さらに他の部屋への導線なども考えると、実際に使えるのは一般的には6〜7畳くらいになるのではないか。こんな感じの長方形が自由にできる範囲というイメージ。

12畳のLDKで使えるスペース(キッチン部分は削除)

テレビを配置

引越の前は10年ものの20インチのシャープ製液晶テレビを使っていましたが、リモコンが効かなくなってきたので廃棄確定。Nature Remoというスマートリモコンを使って急場をしのいでいました。
引越を機にテレビを買い替えることに。映画を楽しむために奮発して55インチのテレビと決めていたので、窓とテレビ線の位置から、必然的にテレビの位置が決まります。

テレビを配置

ソファを配置

テレビの正面には当然ながらソファを配置したい。55インチの4Kテレビの推奨視聴距離は1mということなのでソファをその位置に置いてみます。ついでにテレビとソファの間にローテーブルも設置。この時点で窓への動線がちょっと窮屈な印象。

ソファを配置

ダイニングテーブルを設置

空いているスペースにダイニングテーブルを設置するとこんな感じ。

ダイニングテーブルを配置
もうスペースがないので2人がけのものしか置けません。
その上、ソファとダイニングテーブルの間の幅は60cm程度。だいたい新幹線の通路と同じくらいの幅で、すれ違うには一苦労だし、何か荷物があったとしたら、通り抜けるにもどこかにぶつかってしまう。そう考えると日常使うにはストレスを感じそうな狭さ。
というわけでソファとダイニングテーブルを両方置くことはあきらめました。

結局どうしたか

ダイニングテーブルをあきらめてソファだけにしました。

ダイニングテーブルをあきらめてソファだけに

ダイニングテーブル用の予算はソファに回してランクをアップ。
さすがにソファで食事をするのは気が引けるので、ローテーブルを座卓として使用。
ソファを壁にくっつけたので、テレビの推奨視聴距離よりも離れた位置になってしまいましたが、1mの距離では迫力は確かにすごいけど目が回ると思っていたので無問題。
窓への動線も広くなって、布団を干すために通るにも十分な広さとなりました。

賃貸のLDKはせいぜい十数畳だと思いますが、ソファもダイニングテーブルも置けるような広さのLDKはおそらく20畳くらい必要で賃貸では夢のまた夢。どちらか一方を選択したほうが満足度が上がると思います。