ここ最近、住居を賃貸からステップアップしようと思っていろいろとやっていたので、その中で考えたことを書いていこうと思う。
まずはマンションか戸建てか迷って、最終的に戸建てを選んだ経緯について。
このまま賃貸にお金を払い続けても最終的には自分のものにはならないしなと思って漠然と持ち家を考えはじめたのが去年の夏ごろ。
最初はマンションを考えていた。
田舎育ちなので都会にしかないマンションに憧れていた。といっても自身の経済力では都心のマンションになんて手を出せるわけもなく、周辺県のマンションなわけだけれど、それでも田舎ではお目にかかれないホテルライクな生活であるとか、24時間いつでもゴミを出して良いなんて環境は、東京タワーに目を輝かせる地方育ちの学生のように、私の目には魅力的に映ったわけです。
とはいえ、マンションのモデルルームに何件かお邪魔し、ホームズやスーモも覗いているうちに頭が冷えていく。
どこも間取りは似たような物で、玄関入って左右両方ないしは右か左に部屋があり、奥にリビング。リビングはどこも立派だけれど、3LDK、4LDKと紹介されている間取りであっても、可動壁でリビングを割るとその間取りになるという話で、それをするとリビングが狭くなり、魅力が半減してしまう。
リビング以外の部屋、玄関横の共用通路に面している部屋もいまいちピンと来ず、特に通路側に面している窓の違和感が拭えない。みなさんはどう使っているのだろうと、試しにマンションリフォームの実例集の本を買って見たけれど、ほとんどの場合その部屋というか窓を潰して使っていて、何だかなあと。一定の明るさを確保しないと居室ではなく納戸認定されて部屋数が見かけ上減るから窓を確保しているのだろうけど、リフォームで潰す人が多いならそもそも要らないのではと思ってモヤモヤした。
私が見たマンションの間取りの本はこちら。
それでも価格が安ければと思うけど、都内から外れていたとしても新築ならば4ケタ万円の後半は覚悟するようなお値段が普通で、そこにさらに管理費や修繕費で月に数万円がのってくる。
月に数万円といったら35年で0.5%の金利でも1000万円のローンを組むのに等しくて、それをマンションの物件価格に追加したら、戸建てを買うのと大して変わらない。
今後、修繕費が上がっていくのは確実だろうし、それを決める管理組合のこととかを考えると田舎者の私はさらに怖くなってきた。だって、大きなマンションには数百世帯以上が住むわけで、1世帯数人と考えると1つのマンションに1000人以上が暮らすことになる。私が知っている地方の村の人口を優に超えている人数になるわけで、それだけの人の意見が数十年後にひとつにまとまることができるのだろうか。
そんなことを考えて、私はマンションをあきらめた。
そして戸建てを検討するためSUUMOカウンターへ赴くことになるのだが、その話はまた別の機会にしようと思う。
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