『わたしの幸せな結婚』レビュー | ラブストーリーにダークファンタジーを詰め込んだ


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前知識がほぼないまま観たのですが、のっけから津田健次郎のボイスで「異能」や「帝」、「天啓」や「奥津城」などの世界感を詰め込まれるという、『わたしの幸せな結婚』というラブラブなタイトルからは想像できないファンタジー仕様。
ちなみに津田健次郎は声だけではなく、この後に伊藤博文然とした高級官僚として出演します。最近、働き過ぎでは…。

ダークでハードなオープニングと対照的に、物語の中心はやはりラブストーリー。冷静沈着な軍人の目黒蓮と、名家で虐げられてきた今田美桜が惹かれ合っていくというシンデレラそのもののストーリー。
ダークファンタジーの中にラブストーリーを挟んだ作品は数あれど、ラブストーリーを中心にダークファンタジーを詰め込んだものは思いつかない。和洋が混ざり合った大正時代的な世界観のセットもあいまって、既視感はあるのだけれど白とも黒ともつかない不思議な感覚。

はっきりと言えるのは目黒蓮は令和を代表する美男子であるということ。