無理がありまくりなストーリーですが、泣けてしまう映画です。
『君の膵臓をたべたい』のようなデウス・エクス・マキナな急展開で観客の涙を誘うために、この恋が用意されたのだと思うと腹立たしい気もしますが、悔しいかな、心揺さぶられてしまったのでした。
あとはロケ地のほとんどが横浜から湘南にかけての間だったようで、だいたいのシーンでどこで撮られたのか予想できたのも、飽きがこなかったポイント。
まずは横浜
わかりやすいのは横浜・みなとみらい。そこから南を目指します。
横浜から大船へ
横浜駅から大船へ向かい、途中で通り過ぎる戸塚のあたりが、登場人物たちのやたらおしゃれな家が建っている住宅街ではないでしょうか。箱根駅伝の権太坂が有名なだけあって、このあたりは坂が多いんですよ。
大船から江ノ島へ
大船で主人公たちも乗っていたモノレールに乗り換えて、湘南江ノ島駅へ。映画の中ではウトウトしていたけれど、このモノレールは上下左右にかなり揺れるので、よほど慣れていないと居眠りは難しい。
湘南江の島から徒歩10分ほどの場所にあるのが湘南海岸公園。江ノ島を左に望みながらピクニックをしてた公園です。江ノ島水族館がこの中にありますが、映画に登場した水族館は八景島水族館っぽい。
江ノ島から海岸線沿いを下る
さらに2kmほど海岸沿いを行くと辻堂海浜公園。「明日の日野も、僕が楽しませてあげるよ」というセリフと、「感覚記憶」のキーワードにつながる自転車に乗ったシーンの公園です。タコの遊具がカメオ出演しています。
辻堂海浜公園からさらに2kmほどいくと、特徴的な三叉路の歩道橋。
箱根駅伝の3区で走るところなので見覚えのある人もいるかもしれない。
海岸方向の歩道橋の出口は砂浜に直結していてすごい開放感。映画の記憶が定かではないけれど、花火のシーンもここだったでしょうか。このあたりのお祭りには詳しくないですが、目の前は海しかないので、映画のようにこの方向で花火が開くことはなさそう。
最後に
とまあこんなふうに映画だけでなく、湘南の魅力も感じられる作品でした。