日本酒セラーを買って2年が経過したのでその感想を書く。
買ったのはさくら製作所という会社のSA22-Bという機種。
見ての通り、ワインセラーとして売られているものだけれど、要件を満たしていたので日本酒セラーとして使っている。
日本酒セラーを買った理由
唐突に日本酒を飲み始めたのが2年前。最初はもともと持っていた冷蔵庫を使っていたのだけれど、日本酒でスペースが圧迫されるので同居人がいい顔をしない。
それでも1本くらいよいではないかとお茶を濁していたが、自分の好きな銘柄は人気なのか数が少ないのか発売されるとすぐに売り切れてしまう。したがって、1本飲み終わったら次を買うというような自分のペースで買うことが難しく、発売されたらすぐに注文しなければならなかった。かといって無理して飲みきるわけにもいかず、必然的に冷蔵庫に日本酒が溜まっていく。
さらには近場にその日本酒を取り扱う店舗がないのでネット注文をしているが、日本酒の送料もバカにはできないので、注文するなら複数本という懐事情も絡んできて、同居人の日本酒に対する目は日に日に厳しくなっていく。
というわけで円満解決のために日本酒セラーを買った。
以下に買う際に気を付けたことを書く。
日本酒セラーに求めたこと
0℃まで下げられるか
調べるまで知らなかったけど、日本酒、特に生酒の保管温度は0℃以下が良いそうで、ワインに比べるとすごく低い。なので日本酒もワインも一緒だろう、と思って仕様をよく見ずにワインセラーを買うと痛い目をみる。ワイン向けの温度帯のはずなのに、日本酒を入れている写真をつかっている製品もよく見かけたし。
一般的な冷蔵庫の温度は4℃くらいというから、0℃まで冷やせるセラーを探すとだいぶ候補が絞られてくる。さらにメーカーが出しているのはたいていは最も冷える箇所の温度。セラーにだって温度のムラはあるので余裕をみるならもっと低い温度まで下げられるものがいいと思う。自分の場合はそこまでこだわらなかったけど。
日本酒を立てて入れられる
これも調べるまでは盲点だったが、ワインと違って日本酒は立てて保管しないといけない。日本酒を横にしている写真を使っている製品も見た記憶があるけど、酒屋としてはやめてほしいだろう。
自分の場合は机くらいの高さで収まるセラーを探していた。さいわい四合瓶のサイズで飲むことが多いのでサイズの成約はあまり気にしなくてよかったが、一升瓶を保管したい場合は注意が必要だと思う。
同時に確認しておくべきなのが、格納できる本数。たいていの製品に本数が示してあるけれど、その横と縦のどちらの置き方を想定したものなのか、ワインなのか四合瓶なのか一升瓶なのかでだいぶ本数が変わってくる。
注意点
①重い
ここからは購入したもので想定外だったと思うこと。
まず1つ目は重さ。
普通の冷蔵庫の半分くらいのサイズだと思って油断していたら、以外と重かった。自分は2Fに設置したのだが、階段を持ち上げていくのは1人では結構つらかった。可能なら設置サービスを利用したほうが安全。
②音
うるさいというほどではないが、コンプレッサが動いている間は音がする。寝室の隣の部屋に置いているけれど、動いている音は聞こえてくる。
その音で眠れないとか、目が覚めるとかは自分の場合はないけれど、気になる人は気になるかもしれない。
③光
扉の正面に温度などを表示するディスプレイがついている。
暗闇だとけっこう明るい。寝室とかに置くと気になると思う。
まとめ
日本酒セラーを買ったときは呆れられたが、冷蔵庫のスペース問題を解決できたので満足。
一般的な冷蔵庫の温度が4℃で、日本酒の保管温度が0℃なので、そもそも冷蔵庫に日本酒を入れるということは品質的にも何があり、どちらも解決できたので一石二鳥だった。日本酒以外にもコーラを入れたりしているのでいて、キンキンに冷えたものが飲めるので満足度は高い。