52ヘルツのクジラたち | きっと誰かに届く叫び

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52ヘルツのクジラたち

52ヘルツのクジラたち

本屋大賞ノミネートということで、積読の山から引っ張り出す。

52ヘルツのクジラは、実際に存在している(と思われる)正体不明のクジラの個体。1980年代から鳴き声だけは観測されているが、クジラにしては高音で鳴くため、他のクジラに聞こえていないと考えられている。
仲間の誰にも届かない孤独な声で彼(もしくは彼女)は30年以上も鳴き続けている。

そんな52ヘルツのクジラのモチーフだけでつかみは十分。
話はテンポ良く、文体は軽く、夕方に読み始めても日付が変わる前に読み終わる。

この小説に限った話ではないけど、最近、「孤独」というと「性的マイノリティ」を話の中核やオチに持ってくる小説が多いなと。
象徴としてわかりやすいという理由なんだろうけど、過渡期な感じ。いずれ孤独の象徴でなくなって、オチにも使えないほど当たり前になるんだろうなと。

52ヘルツのクジラたち

52ヘルツのクジラたち