きみがぼくを見つけた日

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きみがぼくを見つけた日 (字幕版)

きみがぼくを見つけた日 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

あらすじ

自分の意思に関係なく時間旅行を繰り返してしまうヘンリーとその妻クレアの恋の物語。
感情曲線はこんな感じ。

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感想

全体的に静かな雰囲気。タイムトラベルにつきものの過去や未来の改変がこの映画の主題になることはなく、レイチェル・マクアダムスの魅力で引っ張っていく。
レイチェル・マクアダムスといえば同じくタイムトラベル物の『アバウト・タイム』。 『ドクター・ストレンジ』も時間遡行があったし、何かとタイムトラベルに縁のある。
時間旅行者のヘンリーのエピソードが最初に来るから勘違いしがちだけど、現代は ”The Time Traveler's Wife”。時間旅行者の妻であるクレアが主人公なのである。

前半部分は時間旅行者であるヘンリーの苦労を描く。自分の意思に関係なく過去や未来へとジャンプしてしまい、クレアともタイミングが合わない。
何よりタイムトラベルしたときの彼は『ターミネーター』よろしく全裸となってしまうので、いつ変質者として逮捕されてもおかしくない。

そんな苦難を乗り越え、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のビフよろしく未来の知識で宝くじの一攫千金を当てたヘンリーとクレアの生活は安定を見せ始める。
そこで登場するのが血まみれのヘンリー。銃で撃たれたと見られる彼は、一瞬で別の時間軸へと飛んでいく。
彼の死期を感じさせるミッドポイントだけれど、けっこう無理矢理。
こんな一瞬のタイムトラベルはここ以外には描かれておらず、「銃で撃たれた瞬間」から「新婚時代」の2人の前に現れさらに別の時間へ消えるという二重以上のジャンプはここ以外にはないわけで。
そんなミッドポイントのために作ったような無理矢理なミッドポイントでも感情は動かされてしまうから感情曲線は正義。

ヘンリーの死期と同時に始まるのが、出産の話。
クレアはヘンリーの子どもを身ごもるが流産を繰り返してしまう。どうやらヘンリーの時間旅行者としての能力が遺伝し、胎児のうちに子宮からタイムトラベルをして亡くなってしまうらしい。
胎児で死ぬ時間旅行者というのは『バタフライ・エフェクト』のディレクターズカット版のラストを思い起こさせる。あまりに救いがなく劇場公開版では差し替えられたエンディング。
こちらのほうは最終的に娘のアルバが生まれるということで救いを見せる。アルバはヘンリーとは違って自分の意思でタイムトラベルを制御できるらしいから、これが流産しなかった理由だろう。

家族との時間を楽しみつつも、ヘンリーは自分の死期を受け入れていく。
ヘンリーが死んだ後も、タイムトラベルをした生前の彼がクレアとアルバの前に現れるせつないエンディング。

類似作品は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。
こっちはもっと明るい切なさだった気がするけど。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

  • 発売日: 2017/06/14
  • メディア: Prime Video