直感と論理をつなぐ思考法 | 想像力を磨くにはどうすればいいのだろう

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概要

「論理に裏打ちされた戦略があってこそ、成功にたどりつける」
そんなかつてのビジネスの常識が変化の激しい現代で機能不全を起こしている。
一方で、現在のマーケットに強烈なインパクトを与えているのは、根拠のない直感や人には理解できないビジョンを具現化した人たちだ。
妄想と区別できないほどのイマジネーションを、どうすれば形にできるのか?
ともすれば「センス」の一言で片付けられがちな問いに対して提案される「妄想→知覚→組替→表現」の4段階サイクル。

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

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感想

「論理は、あなたをAからBへと導いてくれる。想像力は、あなたをどこにでも連れて行ってくれる」と言ったのはアインシュタイン。
アインシュタインから教えられなくとも想像力の素晴らしさはわかっていて、論理を使えば誰もがたどり着けるBなんていう目的地は、コモディティの入り口のような気さえする。

問題はどうすれば想像力を発揮できるかで、自分はもっとクリエイティブなことができるはずと心のどこかで思いながらも、気づけば人から指示された定型の仕事を終わらせることでやっとの状態で1日が終わり、数分後には読んだことさえ忘れているツイートやインスタグラムをスクロールすることに時間を消費している。
そんな状態を抜け出して、妄想とも言えるようなクリエイティブなアイデアが閃いても、同僚やひいては自分に、そのアイデアを実現する価値があるということを納得させることができず、そのアイデアは価値があるのかないのかわからないまま忘れ去られてしまう。

想像力が大事なのはわかるけれど、どうすれば想像力を発揮できるかがわからない。
アイデアはあるけれど、それをどうすればカタチにして他人に納得してもらえるかわからない。
そんな悩みに答えるのがこの本。

自分の想像力を磨くために、まずは時間的にも空間的にも、「余白」を手に入れよう。余白とは空のスケジュールであったり、瞑想だったり、白紙のノートであったりする。余白の中でしか、想像力は発揮できない。余白の時間とスペースと作り、妄想せよ。

他人の言葉ではなく、自分の感覚で世界を知覚しよう。ニュースやツイッターは便利だけれど、そこにあるのは単純化された他人の世界だ。世界の手触りをありのままに認識することで、人とは違った見方ができるはず。

物事を組替えよう。テクノロジーとアートの交差点を唱えたのはスティーブ・ジョブズだったか。世界には他にも多くの交差点があるはずだ。そこに夢が眠っている。
「妄想」を表現せよ。どんなに素晴らしい想像力を持っていても、妄想しているだけではただの危ないヤツである。100%の完成度のものなんてできようがないのだから、どんどん表現して人に伝え、その度に修正していこう。

こうして妄想→知覚→組替→表現のサイクルを回していけば、ビジョンでしかなかったものを現実にし、世界を変えることができるはず。

本の題名は『直感と論理をつなぐ思考法』だけれど、論理とのつなぎ方なんてほぼなくて、どうしたら直感を現実にできるかといった内容がほとんど。
直感を磨く方法やツールは、すでにどこかの本で語られているものが多いけれど、網羅的に具体的に書かれているから、この本を手始めに深掘りしていくというのがいいような気がする。
個人的には、デザインスクールに通ってみたくなりました。

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

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