NEW POWER これからの世界の「新しい世界」を手に入れろ | 新しい諸刃の剣

今の世界は、これまでの世界とは異なる力学で動いている。
ブレグジットもトランプ大統領の誕生も、従来の手法では全く予想ができなかった。
ISISの活動があれほど大規模なものになるとは誰も思わなかったし、アラブの春も、フランスの暴動も、ハリウッドの大物に対するセクハラ告発も、今までの時代には考えられなかったことだ。
PC、スマホ、インターネット、SNS、etc.
個人が「新しい力」を持ち始めたことで、時代の潮目が変わり始めている。

NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ

NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ

  • 作者: ジェレミー・ハイマンズ,ヘンリー・ティムズ,神崎朗子
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2018/12/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本はその「新しい力」を体系化し、どうすればそれを手に入れられるかを解説する。
ニューパワーとオールドパワーの価値観の違い。
いまをときめく組織や人がニューパワーとオールドパワーのマトリクスのどこに位置するのか。
大衆を巻き込むにはどのようなシステムを組めばいいか。 オールドパワー型の組織をニューパワーに変革させるには、どんな人材が必要かなどなど。
ニューパワーというと格好はいいけど、これはそのまま日本の「ゆとり世代」にどう裁量を渡すかという話に直結しそうな…。

これまでの世界と、これからの世界で最も大きな違いは、誰もが物語の主人公になれることなのだろう。
だからこそ、開放的でピアツーピアのボトムアップ型の組織に人が集まりムーブメントを起こす。
逆に官僚主義の閉鎖的な組織は忌避される。そこに携わる人すべてを、物語の主人公にできない組織はこれから淘汰されていくのだろう。
AIによって人は職を失うと言われているけれど、人を機械のように扱う仕事ならば、こちらのほうから願い下げなわけで。

ニューパワーを駆使するエクセレントカンパニーが存在する一方で、
スターバックスが中途半端にニューパワーを利用しようとして逆にカウンターを食らい、
ISISはニューパワーを使って戦闘員を世界中からかき集め、 トランプはニューパワーでアメリカ大統領の地位に上りつめた。
これからの時代に、ニューパワーを利用することは必須なのだろうけれど、その使い方や影響に注意を払わないと、取り返しのつかないことになる。

NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ

NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ

  • 作者: ジェレミー・ハイマンズ,ヘンリー・ティムズ,神崎朗子
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2018/12/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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