13の理由 | このドラマの目的は視聴者を楽しませないこと

あらすじ

ティーン・エイジャーのクレイ・ジェンセンの元に届いた7本のカセットテープ。そこには、2週間前に自殺した同級生、ハンナ・ベイカーの声が吹き込まれていた。ハンナは自らの声で、自殺をすることになった13の理由を語る。

13の理由 (シーズン2/サウンドトラック)

13の理由 (シーズン2/サウンドトラック)

  • アーティスト: セレーナ・ゴメス& ワンリパブリック& YUNGBLUD
  • 出版社/メーカー: UMGRI Interscope
  • 発売日: 2018/05/18
  • メディア: MP3 ダウンロード
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感想

Netflixオリジナル作品。シーズン1の配信開始は2017年3月。今回、シーズン2が配信されたということで、1周遅れて視聴スタート。
いじめを題材にしたキツい内容だと聞いてはいたけれど、想像以上だった。
純粋に楽しめたのは、登場人物たちの闇が明るみになっていない1話くらい。
1話以降、それぞれの登場人物の闇が掘り下げられていって、何度視聴をやめようと思ったことか。
転校してきて間もないハンナボーイフレンドに裏切られる。それだけでも辛い出来事なのに、それは嵐が始まる前の、蝶の羽ばたきに過ぎない。
傷心のハンナに 新しい友人が手を差し伸べる。居心地の良い空間をやっと見つけたハンナだったが、それも束の間、あることがきっかけで友人がハンナから離れていく。
その後は信頼しては裏切られ、友達が離れていくの繰り返し。当人たちに悪気はないのかもしれないが、無意識の罪というのがいちばんタチが悪い。「ずっと友達だよね」から敵対関係に陥るまでの過程の早さと単純さは、作り物めいているのだけれど、現実も実際のところこんなものなのだろうな、と怖さを感じる。
客観的に見れば、その行為が人を追い詰めることは単純明快なのに、やっている本人たちは気づけない。
ハンナの身に降りかかる性暴力。
助けを求めても、応えてくれない学校。
そして最後の自殺のシーン。
どれもが真に迫っていて、見るのがつらい。特に自殺のシーンは生々しくて、思わず吐き気がした。
主人公のクレイは、ハンナの死を無駄にしないために奔走するのだけれど、その努力がどう転んだとしても、心地の良いカタルシスになることは決してないだろう。

シーズン2を見るために見始めたのだけれど、シーズン1を見終えた今、先に進むことを躊躇している。それが決して楽しみに繋がるとは思えないからだ。
いじめや性暴力や自殺が、楽しみにつながることは決してない。むしろトラウマとなって人々の記憶に植え付けられるべきものだ。
そう主張することがこのドラマの目的だとするのなら、このドラマは見事に成功していると思う。

13の理由

13の理由

Netflix作品

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