ウエストワールド シーズン2 | 人工知能の思考に追いつけない

あらすじ 人間と瓜二つのアンドロイドが働くテーマパーク「ウエストワールド」。そこを訪れるゲストたちは、外の世界では隠さざるをえない嗜虐的な欲望をアンドロイドにぶつける。 身体を引き裂かれた末に殺されたアンドロイドも翌日には修理され、記憶をリ…

きみの世界に、青が鳴る | 理想と成長の物語

感想 ※ネタバレあり 5年近く続いた階段島シリーズも今作で最後。 きみの世界に、青が鳴る (新潮文庫nex)作者: 河野裕出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/04/26メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 計6冊の文庫を順番に並べると、 1. いなくなれ、群…

NIKE ズームフライ フライニット | 初心者が高めのランニングシューズを買った結果

前置き 本や映画やドラマといったインドアなことが中心のこのブログですが、ちょっと感動したのでランニングシューズの話をしたい。 ランニングシューズを変えるだけで、キロ30秒もタイムが縮まるとは——。 www.nike.com 私のスペック 毎週走ることを習慣にし…

直感と論理をつなぐ思考法 | 想像力を磨くにはどうすればいいのだろう

概要 「論理に裏打ちされた戦略があってこそ、成功にたどりつける」 そんなかつてのビジネスの常識が変化の激しい現代で機能不全を起こしている。 一方で、現在のマーケットに強烈なインパクトを与えているのは、根拠のない直感や人には理解できないビジョン…

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。 | 経済を民主化する

感想 ラノベのように長いタイトルの経済書。タイトルだけではなく中身もラノベのように平易でわかりやすく、小説や映画を題材に、経済の誕生から借金の必要性、機械化の危険性を説く。 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話…

プラットフォーム革命 | 新時代の幕開け

概略 世はまさにプラットフォーム時代と言わんばかりに、Google、Amazon、Facebookなどのプラットフォーマーたちのニュースを、テレビで見かけない日はない。 プラットフォームという言葉が当たり前のように交わされている状況だけれど、果たしてその本質を…

グリーンブック | とても無難なアカデミー賞作品賞

アカデミー賞作品賞受賞作ということで観てきました。 白人と黒人のコンビということで、『最強のふたり』を思い浮かべながら、 どれほどの感動作なのかとハードルを上げて観たのだけれど、とても無難な仕上がりで、語ることに困るなぁ……。 人種差別がテーマ…

人口減少でゾンビ化する制度

前置き 「このチェック項目って何のためにあるんでしょう?」 先日、業務に使用しているチェックシートについて相談された。 業務効率化の一環で、ムダな部分がないかを確認していたところ、その項目に気づいたという。 相談者が疑問に思うのも納得で、仕様…

天才を殺す凡人 | 反発されたら天才だと思おう

概略 世の中には「天才」と「秀才」と「凡人」がいる。三者の間にはコミュニケーションの断絶がある。 凡人は天才を理解できず、排斥する。 秀才は天才に憧憬と嫉妬心を持つが、天才は秀才にそもそも関心がない。 秀才は凡人を見下し、凡人は秀才を天才と勘…

スパイダーマン:スパイダーバース | アメコミを再現する映画

感想 先行上映で見てきました。 予告編で気になってはいたけれど、今までの3Dアニメーションとは毛色が違いすぎて、悪くいえばゲテモノかもしれないと、見送る方針でいたのですが、 アカデミー賞をはじめとして、名だたる長編アニメーション部門を総ナメにす…