ジャンル-経済

絶望を希望に変える経済学 | 断定しない科学者

絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか (日本経済新聞出版)作者:アビジット・V・バナジー,エステル・デュフロ発売日: 2020/04/17メディア: Kindle版 2019年のノーベル経済学賞受賞者の二人による経済学の総まとめ。 経済学者と一般市民…

これがすべてを変える

これがすべてを変える――資本主義VS.気候変動(上)作者:ナオミ・クライン発売日: 2017/08/31メディア: 単行本 気候変動の裏で働く資本主義の論理を痛烈に批判した本。 本屋に平積みされているのを手に取ったのが2018年。何か大事なことを言ってそうと思いなが…

身銭を切れ | リスクテイカーを信じる理由

身銭を切れ 「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質作者:ナシーム・ニコラス・タレブ出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2019/12/12メディア: 単行本(ソフトカバー) 著者は『ブラック・スワン』『反脆弱性』のナシーム・ニコラス・タレブ。 …

繁栄のパラドクス | 文化を理解せずに成功はない

アフリカでは慈善事業や寄付で造られた無料の井戸が放置され次々と涸れていく一方で、有料の携帯電話は普及している。なぜか。 繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)作者:クレイトン・M クリス…

日本人の勝算 | 唯一残された逃げ道

概要 人口減少と高齢化というターニングポイントに臨む日本。 そんなパラダイムシフトに打ち勝つ7つの生存戦略とは。 日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義作者: デービッドアトキンソン出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2019/01/11メディア: 単行…

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。 | 経済を民主化する

感想 ラノベのように長いタイトルの経済書。タイトルだけではなく中身もラノベのように平易でわかりやすく、小説や映画を題材に、経済の誕生から借金の必要性、機械化の危険性を説く。 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話…

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 | この世界で生き抜くために

概要 Google、Apple、Facebook、Amazon——。 彼らはどのように力を得て、世界を創り変えたのか。 彼らが創り変えた世界で、我々はどう生きるべきか。 この激変を予言した著者が、次の10年を支配するルールを提示する。 the four GAFA 四騎士が創り変えた世界…

新・生産性立国論 | 途上国日本へ

内容 人口減少によって、今までの常識はすべて覆されます。人口激増が可能にした寛容な社会も、曖昧な制度も、日本的資本主義も、すべて根底から崩れ去ります。経済の常識も、企業と労働者の関係も、政治のあり方も、これまでとはまったく異なるものになるで…

新・所得倍増論 | 「技術力」という魔法から目を覚まそう

1年ほど前に読み終えた本だけれど、この本の内容について、最近思うことがあるので。「働き方改革」とか「生産性の向上」という言葉がちまたにあふれ始めたのは、この本が出てからではなかろうか。 デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論作者: デービッド…

マネーの進化史 | お金の歴史からビットコインの行く末に思いを馳せる

ついにビットコインが100万円を超えました。その後、130万円を叩き、ナスダックで扱われるようになる様子。サトシナカモトという謎の人物の思いつきから生まれたこのコインも、ここまできたら無視はできない。 一方で、投機だ、バブルだという批判があるのも…

反脆弱性|現代は効率的すぎて脆弱だ

働き始めて驚いたのは、予定どおりに終わる仕事やプロジェクトがほとんどないこと(もちろん自分の担当分も含めて)。 効率的と呼ばれる方法を試し、生産性を向上させるという触れ込みのツールを導入し、マンパワーを得るために外注までしている。 それなの…