Subtle Blog

本や映画やドラマについての感想文

☆4

ロスト・イン・スペース | 人は変われる。ロボットだって——

あらすじ 2046年。ロビンソン一家は環境の悪化する地球を離れ、インターステラーの旅に出る。その途中、母船で事故が発生し、ロビンソン一家とその他の植民者たちは見知らぬ惑星に不時着する。 彼らは惑星から脱出することができるのか? 母船の事故の真相は…

ティール組織 | 組織をもっとシンプルに

あらすじ 上下関係も、売上目標も、予算もない。 従来のアプローチの限界の限界を突破し、圧倒的な成果をあげる組織が世界中で現れている。膨大な事例研究から導かれた新たな手法の秘密とは。 (帯文より) ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型…

八月十五日に吹く風 | 人の心を忘れたとき

あらすじ 人命を軽んじ易々と玉砕するという野蛮な日本人観が戦時中のアメリカでは広まっていた。そんな日本人観が覆る決め手となった北の最果てキスカ島での救出劇。五千人の兵員を助けた戦史に残る大規模撤退作戦を描く物語。 八月十五日に吹く風 (講談社…

ナミヤ雑貨店の奇蹟 | 相談するとき答えはすでに決まっている

あらすじ 悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、悩み相談の手紙が届く。3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが——。 ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)作…

羊と鋼の森 | 成長とは自分の「正しさ」を貫くこと

あらすじ 本屋大賞受賞作の文庫化。 高校生の時の偶然の出会いで調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合い、外村は調律の森へと深く分け入っていく。 羊と鋼の森 (文春文庫)作者: 宮下奈都出版社/メーカー…

夜空の呪いに色はない | 夜を経験せずに大人になれるのか

あらすじ 『階段島』シリーズ第五弾。 捨てられた人格が生活し、魔女が支配する「階段島」。その島にやってきた小学生の大地を現実に戻すべく、高校生の七草と真辺は奔走する。大地のような幼い少年が、自分の人格を捨てるなんてことがあってはならない、と…

未必のマクベス | 台本通りに進む人生なんて

あらすじ IT企業に勤める中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。あるとき優一はマカオの娼婦から「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」と予言めいた言葉を告げられる。やがて香港の子会社の代表取締役として出向を命…

シェイプ・オブ・ウォーター | 魚人に恋ができますか?

あらすじ 冷戦の時代。アメリカ政府の極秘研究所に清掃員として勤めるイライザは、極秘実験の一部を垣間見る。それをきっかけに彼女の生活は一変する。人間ではない不思議な生物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人たちの助けを借りて、イライザと”…

グレイテスト・ショーマン | 歌と踊りの直球勝負

あらすじ 19世紀のアメリカ。会社を解雇されたP.T.バーナムは、オンリーワンの個性を持つ人たちを集めたショーを思いつく。型破りなショーに対する周囲の反発や、一時の成功で自分を見失いそうになりながらも、バーナムは幸せをつかみとる。 グレイテスト・…

新・所得倍増論 | 「技術力」という魔法から目を覚まそう

1年ほど前に読み終えた本だけれど、この本の内容について、最近思うことがあるので。「働き方改革」とか「生産性の向上」という言葉がちまたにあふれ始めたのは、この本が出てからではなかろうか。 デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論作者: デービッド…

漫画 君たちはどう生きるか | 忘れがちな大切なこと

漫画 君たちはどう生きるか作者: 吉野源三郎,羽賀翔一出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2017/08/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (11件) を見る 去年の秋くらいから書店に並んでいるのは見ていたけれど、宮崎駿の新作のタイ…

SHOE DOG | はじめに信念ありきと彼は言った

SHOE DOG(シュードッグ)作者: フィル・ナイト,大田黒奉之出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2017/10/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 2018年1発目に紹介する本は、新年の幕開けにふさわしく、気分がアガってやる気にさせてくれる…

10億ドルを自力で稼いだ人は何を考え、どう行動し、誰と仕事をしているのか | ビリオネアも普通の人である

ラノベのタイトルみたいに長いタイトルですが、中身は無駄なくまとまっていて、巻末のビリオネア一覧や参考文献を除いたら、200ページ弱の軽量級。 身近にいないものだから神格化されがちなビリオネア起業家の実態を調査して、その生態をまとめたといった内…

エクソダス症候群 | 逃げ道だって無限にあるわけじゃない

久しぶりに伊藤計劃風味のSFを読んだ。 これだけで感想としては十分かもしれない。 エクソダス症候群 (創元SF文庫)作者: 宮内悠介出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/07/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見る あらすじ 人類が火星に移住を開始…

マネーの進化史 | お金の歴史からビットコインの行く末に思いを馳せる

ついにビットコインが100万円を超えました。その後、130万円を叩き、ナスダックで扱われるようになる様子。サトシナカモトという謎の人物の思いつきから生まれたこのコインも、ここまできたら無視はできない。 一方で、投機だ、バブルだという批判があるのも…

ドリーム|多様性は道徳ではなく功利である

遅ればせながらみてきました。 公開から1ヶ月以上経っているのに、映画館の小さなスクリーンは満員。さすがIMDBでもFilmarksでもYahoo!映画でも高レビューを獲得している作品。 ドリーム 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・…

ホワイトラビット|とびはねるプロット

いつも他の作家とは違った語り口で読者を楽しませるのが伊坂幸太郎だけれど、今回はいつも以上のぶっ飛びよう。 神さまのような視点から「次にはこういうことが起こります」「そのころこちらではこういうことが……」と地の文で説明してしまう(『レ・ミゼラブ…

ベストセラーコード|アルゴリズムかく語りき

物語で人は動く。 適切な物語さえ与えれば、自己犠牲を厭わない英雄的な行動も、ホロコーストのような残虐な行為も、人間にはできてしまう。それほどに物語の力は強力なのだ。 その昔、何かを物語ることは神さまだけの特権だった。人間は神さまが語る物語を…

AX|同じだけど違うものを

『グラスホッパー』『マリアビートル』から続く、伊坂幸太郎の「殺し屋」小説第3弾。今回は恐妻家の兜が主人公。 ハリウッドの脚本市場でいうところの「同じだけど違うものをくれ」という要望に応えるような作品。 AX アックス (角川書店単行本)作者: 伊坂…

ダンケルク

ダンケルク ブルーレイ&DVDセット(3枚組) [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント発売日: 2017/12/20メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (10件) を見る クライストファー・ノーラン作品。 ドイツ軍の電撃作戦によっ…

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(完全生産限定版) [Blu-ray] 作者: 新房昭之 出版社/メーカー: アニプレックス 発売日: 2018/04/18 メディア: Blu-ray この商品を含むブログを見る オリジナルの実写版も観てみたので違いを含めた感想を。