ロスト・イン・スペース | 人は変われる。ロボットだって——

あらすじ 2046年。ロビンソン一家は環境の悪化する地球を離れ、インターステラーの旅に出る。その途中、母船で事故が発生し、ロビンソン一家とその他の植民者たちは見知らぬ惑星に不時着する。 彼らは惑星から脱出することができるのか? 母船の事故の真相は…

地下鉄道 | 「自由」を求める我々はそれがどんなものであるかを知らない

あらすじ 舞台は19世紀、奴隷制度が根付くアメリカ南部。農園の奴隷であるコーラは、その劣悪な環境から逃亡することを決意する。農園を抜け出し、「地下鉄道」に乗って、奴隷制度のない北部を目指すコーラ。その先に待ち受ける「自由」とは。 地下鉄道作者:…

ティール組織 | 組織をもっとシンプルに

あらすじ 上下関係も、売上目標も、予算もない。 従来のアプローチの限界の限界を突破し、圧倒的な成果をあげる組織が世界中で現れている。膨大な事例研究から導かれた新たな手法の秘密とは。 (帯文より) ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型…

八月十五日に吹く風 | 人の心を忘れたとき

あらすじ 人命を軽んじ易々と玉砕するという野蛮な日本人観が戦時中のアメリカでは広まっていた。そんな日本人観が覆る決め手となった北の最果てキスカ島での救出劇。五千人の兵員を助けた戦史に残る大規模撤退作戦を描く物語。 八月十五日に吹く風 (講談社…

ナミヤ雑貨店の奇蹟 | 相談するとき答えはすでに決まっている

あらすじ 悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、悩み相談の手紙が届く。3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが——。 ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)作…

羊と鋼の森 | 成長とは自分の「正しさ」を貫くこと

あらすじ 本屋大賞受賞作の文庫化。 高校生の時の偶然の出会いで調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合い、外村は調律の森へと深く分け入っていく。 羊と鋼の森 (文春文庫)作者: 宮下奈都出版社/メーカー…

これからの時代に文書を偽造するということ

ついに明るみに出た、森友関連の文書偽造問題。 NHKの街頭インタビューに答えていた70代男性の言葉が心に残っている。 「終戦直後は、証拠隠滅のために戦争の資料が各地で焼かれた。それと同じことをこの国はまだ続けているだなぁ」 失敗の本質―日本軍の組織…

夜空の呪いに色はない | 夜を経験せずに大人になれるのか

あらすじ 『階段島』シリーズ第五弾。 捨てられた人格が生活し、魔女が支配する「階段島」。その島にやってきた小学生の大地を現実に戻すべく、高校生の七草と真辺は奔走する。大地のような幼い少年が、自分の人格を捨てるなんてことがあってはならない、と…

未必のマクベス | 台本通りに進む人生なんて

あらすじ IT企業に勤める中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。あるとき優一はマカオの娼婦から「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」と予言めいた言葉を告げられる。やがて香港の子会社の代表取締役として出向を命…

シェイプ・オブ・ウォーター | 魚人に恋ができますか?

あらすじ 冷戦の時代。アメリカ政府の極秘研究所に清掃員として勤めるイライザは、極秘実験の一部を垣間見る。それをきっかけに彼女の生活は一変する。人間ではない不思議な生物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人たちの助けを借りて、イライザと”…